CONTENT コンテンツ

火災保険って今後どうなる?値上げに対して知っておくべき対策法とは。

突然ですが火災保険の今後を考えた事はありますか?
地震保険は2022年1月にが上がりました。続いて今年もそのアナウンスが…日本はずっとこの波はとどまることを知りません。他にもエネルギー関連、ガソリンの高騰、電気代、食料の値上げと。少しでも対策しておきたいという方が少なくないのでは…

火災保険の値上げの歴史、なぜ起きているか?

全国平均で過去
2018年 +5.5%
2019年 +4.9%

そして
2022年に全国平均 +10.9%

の値上げが行われる予定となっています。

※この数字は「参考純率」というもの。保険会社から提出された支払い実績などの大量のデータや、将来の自然災害のシミュレーションに基づき、「建物の所在地」「建物の構造」「築年数」によって、算出されています。

引用元:損害保険料算出機構「火災保険参考純率 改定のご案内(2021年6月16日)」

火災保険は多くの保障に対応しております。
火事だけではなく、風、雪、ひょう、洪水など水の災害等でも給付対象です。

近年、台風、水災の被害が多発しております。
上記表にある様に多大なる損害がでている関係で火災以外でも保険会社は給付を行っているのです。
この関係から保険会社が今後の事故に備え値上げを行っています。

火災保険はいつから値上げ?

2022年10月~

値上げは決定しております。

【築5年未満の例】


【築10年以上の例】


※M構造:主にマンション
 T構造:主に耐火構造の建物
 H構造:主に木造の建物

新築で購入予定の方は大阪府で木造の一軒家の場合24.6%のアップ。
マンションをお考えの方は宮崎県で30.5%のアップです。

そろそろ火災保険の更新の時期の方であれば、木造の一軒家で沖縄県、36.6%のアップ。
マンションの方であれば大阪府で21.5%のアップです。

地域によっても上がり幅はまちまちですが、支出が増える方が多くなります。

値上げ以外には改悪はないの?

2015年以前は長期で火災保険の契約を結ぶことができました。
保険料も割安で我々にとっては良かったのですが、気候変動の影響から天災事故が多く
発生している近年、このままでは保険会社がリスクに備えられないということで
契約期間が短縮されました。
それに伴い保険料の値上げも上記で述べたように行われているのです。
今回またもや値上げだけではなく長期契約の年数にメスが入ります。

2015年以前 36年長期契約
2016年~2022年9月まで 10年長期契約
2022年10月~ 5年長期契約

火災保険と密接な地震保険の値上げの歴史

地震保険を管理しているのは国です。
火災保険は民間なのに対して地震保険は国なためどこで加入しても保険料は同額です。

地震保険の直近の値上げの歴史です。
2011年の東⽇本⼤震災の影響や南海トラフ巨大地震の被害予測の影響があり
2015年に値上げが決定しました。

一気に上げてしまうと国民の生活を圧迫してしまうため段階的な値上げとなってます。
保険料の値上げ幅は
2017年(+5.1%)
2019年(+3.8%)
2021年(+5.1%)
と3段階で合計+14.7%でした。

最近トラフ沖地震等、地震が頻発していて大きな地震がくる確率も上がっているため
近々の値上げもあり得ます。

~まとめ~火災保険に対する今後の対策

値上げ、長期契約の短縮と我々にとってデメリットばかります。
こんな方法を取るとコストを下げられます。

A、2022年9月までに現在加入されている保険を解約し新たな契約を結ぶ

火災保険を途中で解約するとお金が戻らず、損をしてしまうという風に
考えている方も多いのでは?
実はそうではありません。
未来の保険料はほぼ100%戻ってきます。
戻ってきたお金を新しい保険に充当し、経過年数にもよりますが、
若干の手出しで契約を結ぶことができるわけです。

火災保険を契約して2年~10年まで方は行ってみても良いのでは。

1年契約の方、5年契約の方、短期で契約している方も是非!
お見積りを取り比較するだけでも良いと思います。
長期間保険料が変わらない安心感と毎年払わなく手も良い安心感と
両方得られるはず。

2022年9月までに是非お見直しを!