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ふるさと納税は年はじめからチェック!早めに利用すべき理由とは?

ふるさと納税を年末の駆け込みで行った方も多かったのではないでしょうか。年末に向けてCMがバンバン打たれるせいもあり、急いでやらなきゃ。でも冷凍庫もいっぱいだし今全て注文すると大変になっちゃう。ルールをきちんとご理解頂き行って頂ければこんな良い仕組みは他にありません。

ふるさと納税ってそもそも何?

ホタテ、お肉、お米、ビール…

以前は還元率に上限はありませんでした。このため泉佐野市が地産地商品以外を返礼品とし、
還元率100%以上もの商品を出し続け、税金を集めていました。
この頃、ギフト券など換金性の高い商品もたくさんありました。
私たちからすればラッキーです。

しかし総務省はこのやり方にメスをいれる通達を再三しています…が、聞かず。
とうとう2017年4月、総務省がお礼の品に関する通知を全国の自治体に対して発表しました。
主にお礼の品の返礼率(還元率)を3割以下に統一しましょう。というものです。

総務省は各自治体に上記ルールを守っているか調査をしています。
還元率30%以上の商品を出している自治体は
2018年9月の調査では246団体
2018年11月の調査では25団体
と激減しています。


引用元:ふるさと納税に係る返礼品の送付状況調査結果(平成30年11月1日現在)


この通達があって以来、返礼品の雰囲気ががらりと変わりました。
30%を守っている自治体は多いですが、そうではない自治体も今では多い様に思います。
我々にとってもメリットです!

ふるさと納税の仕組みとメリット

実質2000円で自治体を応援でき、自治体のおいしいもの等が手に入ります!

上限がいくらまでできるか、どのように戻るか下記リンクが分かりやすいのでご参考に。


引用元:ふるさと納税とは?

いつの収入、いつまでに行えばいいの?

ふるさと納税を行う年の収入で計算します。
昨年の収入でと間違えているかたもいるので要注意!

その年の12月31日23時59分までにクレジット、振込み
決済を行えばOK!

どのようにお金が戻るの?

ワンストップ特例を使用した場合は翌年の6月以降の住民税から減税
確定申告をした場合は一部還付金と翌年の6月以降の樹民税から減税

戻り金はどこを見ればわかるの?

住民税決定通知書の摘要欄をチェック

住民税決定通知書は毎年6月頃届いております。
自営の方であれば市区町村から、サラリーマンであれば会社から支給されます。
この通知表の下。「寄付金税額控除」に金額が記載されているか、こちらで確認を!

ふるさと納税のメリットと工夫

◆寄付金が控除されて戻ってくる
◆返礼品がもらえる
◆地域を応援できる

商品によっては定期配達や旬な時期に送ってくれる自治体もあります。
年始から商品を確認しておくと、もう時期が過ぎているということもなくなります。

ふるさと納税のデメリットと注意点

◆節税にはならない
◆全額税金還付は最大2年5カ月先
◆年末ぎりぎりに納税するとワンストップ特例が間に合わない恐れ
◆年間6自治体以上の納付をすると確定申告必須
◆納税額の限度額を超えてしまうと損
◆名義が違うと所得税も住民税も控除されない

節税にはならない

ふるさと納税は節税になるわけではありません。
勘違いいている方も多いのでは?
納税したお金はいずれかのタイミングでは還付されますが、
必ず2000円が手数料としてかかります。
このお金に見合う寄付できる場所がなければ控えるべし!
しかも一時金で手元からでていきますので、そこも要注意!

全額税金還付は最大2年5カ月先

1月に納税すると翌年の6月から翌々年の5月までに2000円を
差し引き、残った納税額を住民税等で戻すというシステムです。
全ての納税を戻すまでに最大2年5カ月かかることに。
一旦大きなお金が出ていきますし、回収までに年月がかかるため
お金が厳しい方は要注意!

年末ぎりぎりに納税するとワンストップ特例が間に合わない恐れ

ワンストップ特例の場合期日があるのはご存じですか?
年末ぎりぎりに納税すると市区町村から必要書類が届かず
間に合わない恐れが。。。

翌年の1月10日必着で寄付先の自治体に送る必要があります。
記入漏れや必要書類の添付漏れ、書類不備があると申請を受け付けてもらえないため早めに行って頂く必要が。

持ち間に合わなかった場合は税務署で確定申告です。

そして年末ぎりぎりに行うとモノが届きすぎて冷凍庫、冷蔵庫が入らないということも…

年間6自治体以上の納付をすると確定申告必須

ワンストップ特例は年間5自治体以下と決まっています。
6自治体以上の場合はこの制度を使えません。

ただし1自治体は複数寄付しても1カウント!

確定申告を普段されている方はいつも通りふるさと納税も合わせて
行えばいいでしょうが、サラリーマン等はこの条件から漏れてしまうと
確定申告が必要となりますので、要注意!

納税額の限度額を超えてしまうと損

ふるさと納税のサイトを使用し限度額を調べ行うのが一般的です。
その額を超えてしまうと自己負担となります。

どの様な方がその恐れがあるかというと
●住宅ローンを組まれた方
●扶養家族が変わった方
●去年の年収に合わせて納税された方 etc...

将来シュミレーションでいくらまでか必ず確認して行って下さい。

住宅ローンを組まれた方はこちらのサイトからシュミレーションすると
便利です。


引用元:ふるさと本舗 寄付可能額をしらべる

名義が違うと所得税も住民税も控除されない

ご本人様名義で振込、支払いを行わないと納税したことになりません。
必ず納税する方の名義のサイトから納税する方ご本人の名義でお支払いをしてください。

例えば旦那様のサイトから行い、旦那様のクレジットカードを使用した。

まとめ

ふるさと納税は気を付ける点がいくつかありますが、きちんとご理解頂き
行って頂ければとても良い仕組みだと思います。特定の自治体を応援できますし、
さらに返礼品を頂くことができます。
年はじめから行って頂くと旬な商品が手に入る、冷蔵庫がパンパンにならない、ワンストップ特例と余裕を持ってできるなど、いいところだらけです。
今年は早めにやってみては!