火災保険と同様、2020年1月以降、値上げがすることが決まっております。地震保険に加入されていない方含め、今後どのような対策をしたらよいか、地震保険の背景からお話していきます。
そもそも地震保険ってどこが管轄しているの?
国です。実はどの保険会社でご加入頂いても保険料は同じです。
最長地震保険って何年まで組めるの?
5年です。これは国が管轄しておりますので、全保険会社共通です。
なぜ地震保険の金額が上がるの?
集中豪雨、巨大台風、竜巻、大規模な土砂災害、大雪などの被害が年々増加していることや、南海トラフ巨大地震が推測されているため、万が一に備えて支払い余力を蓄えておく必要があるので、保険料の値上げが実施されるのです。
今までどのように上がってきたの?
実はすでに上がることが決まっていました。2011年の東⽇本⼤震災の影響や南海トラフ巨大地震の被害予測の影響を踏まえ2015年に値上げが決定していました。
そして、保険料の⼤幅な値上げを避けるため、2017年(+5.1%)、2019年(+3.8%)、2021年(+5.1%)と3段階に分けた値上げ、3段階で合計+14.7%の値上げされることになっています。
参考サイト:損害保険料算出機構 基準利率改定の届出のご案内
都道府県毎にはどのぐらい変わるの?
2021年地震保険料改訂 構造別の最大引上げ率と最大引下げ率
最大引上げ率 | 最大引下げ率 | |
---|---|---|
イ構造 | +14.6%(埼玉県) | ▲18.1%(愛知県、三重県、和歌山県) |
ロ構造 | +14.7%(福島県) | ▲14.2%(愛知県、三重県、和歌山県) |
参考サイト:損害保険料算出機構 2019年全国の地震保険増減
今後どのようにしたらよいの?
現在加入中の火災保険を2020年内に解約し、再度加入し直すことをおすすめします。解約してしまったら損してしまうとお思いの方もいらっしゃるかと思います。大丈夫です。未来の保険料は預かり金となっているため、その部分に関しては戻りますのでご安心下さい。現在加入されている火災保険の解約金を新しい火災保険の原資にされるとよいでしょう。ご不明点があればいつでも加倉井までご連絡下さい。